郷土の偉人
新々刀の祖 日本一の刀匠
水心子正秀

南陽市中川地区の元中山諏訪原に生まれた水心子正秀(幼名 鈴木三治郎:すずき さんじろう)は、江戸時代後期に「日本一の刀匠」と呼ばれた人です。
12歳から山形県南陽市赤湯の北町で野鍛冶修行を始め、18歳まで長井小出の鍛冶に学び、山形で独立。22歳で江戸八王子に出て刀工の修行をしました。
その後、山形藩秋元家の藩工となり、「相州伝」(そうしゅうでん)と「備前伝」(びぜんでん)の作刀技術を学び、実用性を重視した昔の技術を復活させて「新々刀」という新しい流派を作りました。
100名以上の弟子を身分に関係なく育て、秘伝を詳しく記した本も書き残した名刀工です。





