諏訪神社芍薬苑
●見ごろ 6月初旬~中旬
キンポウゲ科の多年草。背丈約80cmになる。根を乾燥させたものは【赤芍】せきしゃく【白芍】びゃくやくとして漢方処方に多く用いられる。
●原産 中国北東部
●花色 白色 淡紅色 黄色 深紅色 紫色 約88品種
●歴史
中国の最も古い詩集である【詩経】の中に芍薬が詠まれています。鄭の国(紀元前8~9世紀)の風俗に3月初めに川に人々が集まり体を清め、薬草(芍薬)を摘んで厄を祓う祭りがありました。この祭りが今日の雛祭りになったと云われています。日本には、室町時代に中国より渡来したと云われています。
●薬効 鎮痛・風邪・冷え性・血圧降下など
●花言葉 恥じらい 生まれながらの素質
●その他 6月の季語 別名ヌミグスリ・ハナノサイショウ
シャクヤクのように風情があり、牡丹のように華麗で、百合のように清楚”という、女性の美しさを形容することば。
遅咲きの花で、お祭りも終盤に差し掛かる頃に咲き始めます。
数少ない黄色の花で、その色は実に気品のある芍薬です。
七変化すると云われる花で、(芍薬苑では)数年に一度しか咲かない芍薬です。